フュージョン・コミュニケーションズのMVNOサービス「楽天モバイルは」2015年4月23日、説明会を開催し、新製品および新サービスを発表した。
楽天副社長執行役員・最高情報責任者兼楽天モバイル事業統括の平井康文氏 |
SIMカードとセットで販売するスマートフォンとして、新たに「Xperia J1 Compact」(ソニーモバイル)を追加する。「おサイフケータイ」機能に対応しており、楽天グループの電子マネー「楽天Edy」をプリインストールしている。
「Xperia J1 Compact」は「おサイフケータイ」にも対応する |
今月20日に発売された「ZenFone 2」(ASUS製)のほか、説明会には間に合わなかったが「楽天モバイルならではのスマートフォン」も含め3機種を春夏モデルとして展開する。
「ZenFone 2」は2GBと4GBの2モデルを用意 |
また、データ通信のSIMカードとセットのタブレットも発売する。「MeMO Pad 7」(ASUS)、「LaVie Tab S TS708/T1W」(NEC)、「YOGA Tablet 2-1051L」(レノボ)の3機種で、このうちYOGA TabletはWindows 8.1 with Bingを搭載している。
新サービスとしては、SIMカードおよびセット端末を指定した日時に受け取ることができる配送日時指定サービスを同日より開始する。また、申込から配送までの状況がリアルタイムで確認できる専用ページも開設することで、ユーザーの利便性向上を図る。このほか、5月利用分から、余ったデータ容量を翌月に繰り越せるデータ繰り越しサービスも開始する。
楽天副社長執行役員・最高情報責任者兼楽天モバイル事業統括の平井康文氏は、ビジネスの方向性について「MVNOは、MNOにできないことを実行するのが使命」とした上で、「楽天グループ全体のビジネスの伸長を優先している」と語った。また、MVNO全体では「(総務省が目標としている、携帯電話ユーザーの)10%より少なくとも倍以上になるのではないか」との見通しを述べた。