「vRAN(仮想化基地局)を単に導入するだけでは、やはり効果は限られてしまいます。CAPEX(設備投資コスト)は確かに下がりますが、仮想化しただけでOPEX(運用コスト)まで下がるかというと、それほど簡単ではありません」。こう指摘するのは、NEC コアネットワーク統括部 プロフェッショナルの黒田貴明氏だ。
(左から)NEC コアネットワーク統括部 プロフェッショナル 黒田貴明氏、同 主任 池田仁氏
テレコムの世界でも加速しているソフトウェア化の流れ。いよいよ基地局等のRAN(無線アクセスネットワーク)の領域でも本格化し、RANからコアネットワークまでがソフトウェア化しようとしているが、「vRANの導入と一緒に、既存業務をモダナイゼーションしていくことで、vRANの効果は最大化されます」と黒田氏は強調する。
こうした認識は、世界中の通信事業者の間で広まってきているが、その一方で多くの通信事業者はこんな課題を抱える。「実際どのようにモダナイゼーションを進めていけばいいのかが分からない」──。
この悩みに真正面から応えるソリューションがNECから登場した。