バラクーダ、マルチモーダルAIによる脅威検出機能を発表 “8倍”の迅速対応

米バラクーダネットワークスは、マルチモーダルAIを活用した新たな脅威検出機能を発表した。発表は米国時間2025年5月7日付。

この機能では、マルチモーダルAIがURLや文書、画像、QRコードといった異なる形式のデータを横断的に解析し、関連付けながら脅威を検出する。これにより、複数のメディアを組み合わせた新種の攻撃に対しても、より高精度かつ高速な対応が可能となる。同社によれば、従来のデータモデルと比較して検出速度は8倍、悪意あるファイルの検出率は3倍以上に向上したという。

同機能は、メールやネットワーク、データなど多様な対象の保護を担う同社の各種ソリューションの中核である「Barracuda Advanced Threat Protection」および仮想サンドボックスや隔離ブラウザ環境を活用して不審なURLのスクリプトやリダイレクトなどを解析する「Barracuda LinkProtect」に搭載される。同社の全プラットフォームにわたってリアルタイムで脅威インテリジェンスを共有することにより、多層的かつ自動化された適応型防御が実現するとしている。

同社のアドバンスト・テクノロジー担当バイスプレジデントであるSunil Kumar氏は、「新機能は、多様なデータ形式を包括的に分析することで、従来型の検出手法をすり抜ける脅威にも対応可能だ」とコメントしている。

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