KDDIとグーグル・クラウド・ジャパンは2025年4月11日、AI分野における将来の可能性を共同で探求・開発することで合意し、覚書を締結したと発表した。同覚書は、両社の強みと専門知識を結集し、Googleの生成AIモデル「Gemini」を中心にAI分野における変革を推進するというコミットメントを示すもの。
Google Cloud Next 2025で示した、「AIを従来のクラウドの枠を超えて広げていく」という Google Cloudの戦略に基づき、この提携では、最先端のAI機能を日本の企業や消費者がより使いやすいようにすることを目指す。特に重要な取り組みとして、2025年度中にGeminiをKDDIの大阪堺データセンターなどの国内インフラに組み込むことを検討する。これにより、日本の顧客が求める特定の性能、データの保管場所、法規制への対応といったニーズに応え、より大きな価値を提供することを目指すとしている。