IIJが「Next GIGA」に対応した帯域確保型回線 教育委員会対象に一括提供

IIJは2025年2月17日、公立の小学校・中学校・高校を所管する教育委員会に向けた帯域確保型インターネット接続ソリューション「インターネット接続 1G/10Gスタンダード」を3月1日に提供開始することを発表した。

「インターネット接続 1G/10Gスタンダード」での接続イメージ

接続のイメージ

文部科学省は次世代のGIGAスクール構想「Next GIGA」を2025年度に開始するが、それに合わせ2024年8月に文科省、総務省、デジタル庁の3大臣が連名で電気通信事業関連4団体に対し、学校のネットワーク改善に向けた協力要請を発出した。この要請を受けIIJは東京都、横浜市などの教育委員会に向け専用回線による学校ネットワークを構築。その実績をベースに同サービスを開発した。

同サービスは、県あるいは市町村の教育委員会を対象に提供し、所管の小中学校および高校一括の契約となる。また要望に応じ、SINET経由の接続形態を提供する。

TOKAIコミュニケーションズの光ファイバーネットワークを活用し、他の利用者の影響を受けない1Gbpsおよび10Gbpsの専用回線を学校ごとに提供する。セッション数の上限は設けず、大容量で快適なネットワークが構築可能としている。

教育委員会所管の学校全体に割り当てる接続帯域を学校同士で共有できるため、帯域幅を効率的に利用できるという。品質保証面では、SLAに基づき、可用性、遅延時間、パケット損失率、障害通知の4項目についてサービス品質を保証する。24時間365日の障害受付、障害切り分け、復旧作業サポートも提供する。

提供価格(税別)は初期費用が11万円(IPアドレス取得代行含む)、月額費用が保証帯域1Gbpsの場合9万8000円から、同10Gbpsの場合14万8000円から(アクセス回線費用を含む)。北日本~西日本エリアから提供を開始し、順次拡大予定という。

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