ユーリカ・ワイヤレスは2025年4月14日、プライベートLTEであるsXGP網をクラウド設備で構築し、構内通信を実現する「EurekaSIM(ユーリカシム)」の提供を開始した。
sXGPは無線局免許が不要なアンライセンスバンドである1.9GHz帯(Band39)を使ってプライベートLTEを構築でき、自営PHSの後継として導入が進む。同サービスはsXGPの主要設備をクラウド化することにより、スマートフォンを利用した高品質で高セキュリティな構内通信を初期費用を抑えて利用できるようになるという。複数拠点間を含む構内通信は定額制のサブスクモデルで提供することも特徴としている。
また、クラウドPBX機能も備える。外出先等でも0ABJ番号、050番号、0120番号での受発信ができることに加え、外線電話をsXGPのほかBWA、ローカル5G、Wi-Fiといったプライベートネットワークで転送する機能も提供するという。