SPECIAL TOPICリボンCEOが語る躍進の理由「1.2T伝送とIP/光統合、自動化」

音声コミュニケーション製品で通信事業者のサービスを長く支えてきたリボン・コミュニケーションズは、2020年にIP/光伝送市場に参入。最先端の「1.2Tbps伝送」技術や運用自動化等を武器に、導入実績を増やしてきた。近年は通信業界以外への進出も目立つリボンの強みと日本市場での展望について、CEOのブルース・マクレランド氏に聞いた。

インドの5G網展開もサポート NW自動化/AI活用の展望は

――オーケストレーション/自動化は、技術者の確保や技術継承が課題となっている日本でも関心が高いものです。実用化されている事例はありますか。

マクレランド 良い例があります。

インドのBharti Airtelは全土に5Gを展開するため、既存のIP/光ネットワークにリボンの5Gセルサイトルーターを組み合わせました。また、光伝送プラットフォームにも当社のApolloシリーズを採用しています。

Airtelでは、3億5000万人の加入者が音声・データ通信サービスを利用しており、また、その大規模なネットワークには当社の他にも多くのベンダーが参加しています。このネットワークの展開と運用を支えているのが、リボンの自動化プラットフォーム「Muse Multilayer Automation Platform」です。新サービスや回線の追加等が効率的に行えるほか、ネットワーク全体の監視やサービス品質保証にも、Ribbon Analytics Platformを活用しています。

リボン・コミュニケーションズ President & CEO ブルース・マクレランド氏

――日本の通信事業者もネットワーク運用の自動化/自律化に取り組んでいます。他国の事例を見てきた中で、アドバイスはありますか。

マクレランド ネットワークの複雑さや、運用管理を手放すことへの抵抗、組織変更の難しさなどにより、自動化は期待通りには進んでいません。これは他の国々でも同様の課題です。私たちは、プロフェッショナルサービスやコンサルティングサービスによって、これに対応しています。

――この課題の解決に向けて、通信業界はAIをどう活用すればよいでしょうか。

マクレランド 通信業界は高齢化と、業界に参入する若者の不足という課題を抱えています。AIはネットワークを支える重要な要素となることは間違いありません。

より実用的な使い方としては、AIがシステムの動作を学習し、その知識を洗練されたAIモデル化することで知識継承を支援するという方法があります。こうした活用法が、日本で特に重要であると考えています。

<お問い合わせ先>
リボン・コミュニケーションズ
TEL:03-6455-2100
E-Mail:ribbon-japan-sales@rbbn.com
URL:https://ribboncommunications.com/

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