AIデータセンター向けスイッチの国内市場規模は2029年に489億円、5年間で5倍以上に

AIデータセンター向けイーサネットスイッチの国内市場規模は2029年に489億円に達するとの予測を、IDC Japanが2025年4月14日に発表した。2024年の市場規模は100億円未満で、2024~2029年の年間平均成長率(CAGR)は42.0%である。

5年間で5倍以上へ市場が急拡大する計算になるが、注意も必要だ。AIは「極めて変化の速い市場であり、不透明な要素も非常に多く、この予測を下回るシナリオも十分に想定できる」とIDCは付記している。なお、IDCが国内AIデータセンター向けイーサネットスイッチ市場規模を算出するのは今回が初めてだ。

国内AIデータセンター向けイーサネットスイッチ市場予測

IDCは今回、ワークロードのセキュリティの基本として見直されているセグメンテーション(マイクロセグメンテーション)についても分析している。

「ラテラルムーブメントの防止策としてのセグメンテーションへの期待」「事後対策だけでなく事前対策もアップデートする必要性の高まり」「セグメンテーションの認知の高まり」を理由に、セグメンテーションが改めて関心を集めており、セグメンテーションソリューションの進化やセグメンテーションベンダーの国内市場への注力もあって、市場が活性化しているという。

「セグメンテーションのバリュープロポジション(価値提案)を再定義し、幅広い顧客層に訴求すべきである。セグメンテーションソリューションが提供する可視化や柔軟性や自律性を持ったセグメンテーション機能を、脅威の侵入を防ぎ健康な状態を保つサイバーハイジーンの観点で有効なソリューションと位置づけるべきである」とIDC Japan Infrastructure & Devices シニアリサーチディレクターの草野賢一氏は述べている。

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