1つの巨大なLLMではなく、専門性・個性を有した小さなLLM(大規模言語モデル)群で構築された「AIコンステレーション」。NTTは昨年11月にAIスタートアップのSakana AIと連携協定を結び、このAIコンステレーションの研究開発に取り組んできた。
AIコンステレーションの概要
AIコンステレーションを活用するメリットとして、NTTコンピュータ&データサイエンス研究所 革新的コンピューティングアーキテクチャ研究プロジェクト 主任研究員の城間祐輝氏は、「AI同士が議論を交わし、それぞれの視点から意見を表明することで、人だけでは解決が困難な問題に対する“解”を創出できる」と説明した。
NTTコンピュータ&データサイエンス研究所 革新的コンピューティングアーキテクチャ研究プロジェクト 主任研究員 城間祐輝氏
そしてNTTは2024年10月17日、このAIコンステレーションの有用性を検証する市民参加型ワークショップ「会議シンギュラリティ~AIたちと考えるこれからの大牟田」を福岡・大牟田市のイベントスペース「うずうずマイン」で開催する。市民同士の議論にAIコンステレーションを適用することで、多様な観点の意見創出が行えるか、検証を行うという。