AMDは2025年6月10日、ノキアが通信事業者向けのクラウドインフラ「Nokia Cloud Platform」に、第5世代AMD EPYCプロセッサを採用したことを発表した。
Nokia Cloud Platformは5Gコア、エッジ、エンタープライズアプリケーションを支えるコンテナ技術を用いた処理基盤。AMD EPYC 9005シリーズ プロセッサを同プラットフォームに統合することで、ノキアは卓越したパフォーマンスと電力効率の両立を実現し、増え続けるデータ需要に応えながら、環境負荷の低減を図るという現代の通信ネットワークが抱える課題に応えていくとしている。
AMD EPYC 9005シリーズ プロセッサは最大192個のZen 5またはZen 5cコアを搭載する、データセンター/クラウド向け製品で、AIのワークロードの高速処理にも適する。
ノキアのクラウド&ネットワークサービス部門 プロダクト&エンジニアリング担当 シニアバイスプレジデントのKal De氏は、AMDによる発表の中で、「第5世代AMD EPYCプロセッサは、高性能と優れた省電力性を兼ね備えており、ノキアはこれにより、5Gを利用するカスタマーの高度なニーズに応えるとともに、業界全体のサステナビリティ目標の達成にも貢献します」とコメントしている。