KDDI、WiMAX対応スマートフォンとタブレット端末「XOOM」を4月発売

KDDIは2011年2月28日、新商品発表会を開催し、スマートフォンとタブレット端末各1機種を発表した。4月上旬以降、発売する。

KDDI代表取締役社長の田中孝司氏

春モデルのキーワードは「超!×2」。昨秋に発表した「IS03」では、おサイフケータイやワンセグなど日本の携帯電話の独自機能に対応したスマートフォン「ガラスマ」を前面に打ち出したのに対し、「今回はよりハイエンドなユーザーをターゲットにしたグローバルフォンになる」と代表取締役社長の田中孝司氏は語った。

1つ目の「超!」は通信速度の高速性を特長とするスマートフォン「htc EVO WiMAX ISW11HT」で、EV-DO Rev.Aに加えて、下り最大40MbpsのWiMAXに対応する。

WiMAXに対応した「htc EVO WiMAX ISW11HT

WiMAXは同じKDDIグループのUQコミュニケーションズのMVNOにより提供され、利用月は月額525円が加算される。WiMAXはMMD研究所の行った地域別実測調査で最も速く、20~30Mbpsのダウンロード速度を経験できるという。

ISW11HTは、Wi-Fiルーターのようにつかえるテザリングにも対応し、無線LAN搭載機器を最大8台まで接続できる。テザリングはWiMAXとEV-DO Rev.Aの両方で利用でき、利用時のパケット通信は定額料金が適用される。

2つ目の「超!」は注目度の高いタブレット端末「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」。今年1月に米国で開催された家電見本市「CES」ではタブレット端末85機種が展示されたが、その中から最優秀賞にあたる「BEST OF CES 2011」に選ばれた製品で、「いち早く日本に持ち込みたいと思った」(田中社長)という。

Android 3.0を搭載した「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」

XOOMは、NTTドコモの「Optimus Pad」同様、タブレット端末向けに設計されたAndroid 3.0を搭載しており、マルチタスクやウィジェットの操作性が向上している。

ディスプレイのサイズは10.1インチで、Googleマップの3D表示や約5メガカメラと約2メガのインカメラを搭載する。Wi-Fi機能も備えており、屋内ではブロードバンド回線に接続、屋外ではISW11HTのWi-Fiテザリング機能によりWiMAXやCDMAエリアでも使うことができる。

このほか、新サービスとして3月31日より、Androidマーケットで「auかんたん決済」に対応する。

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