企業の目的と「自分の役割・成果」をリンク
すでに提供が始まっているVivaゴール(Microsoft Viva Goals)の目的は、企業とチーム、従業員の足並みを揃えることだ。
企業が掲げる定性的な目標と、従業員個人およびチームの目標、定量的に測定可能な成果を連携させ、主要な成果を達成するための管理を行うという目標管理手法「OKR(Objectives and Key Results)」の考え方に基づいて開発したモジュールであると、モダンワークビジネス本部 プロダクトマーケティングマネージャーの加藤友哉氏は説明した。
Vivaゴールの目的と機能
手順としては、企業全体の目標に対して、チーム・個人が達成すべき成果(Key Results)を設定。達成期限や、それによって得られる効果、進捗状況をTeams画面上に表示する。これにより、「日常業務の中に目的を組み込む。進捗状況を社内全体で容易に把握できるようになる」(加藤氏)。
Teamsのチャットや音声通話等で進捗確認や情報共有がスムーズに行えるのも利点だ。「既存の業務ツールと連携できる。OKRがサイロ化しない」ことも、他のOKRツールと異なるVivaゴールの特徴だと加藤氏は話した。
まるで社内Facebook「Vivaエンゲージ」
Vivaエンゲージ(Microsoft Viva Engage)は、従業員が組織の一員であることを実感し、同僚や上司、経営陣との双方向コミュニケーションを活発化させるためのツールだ。現時点で最新のVivaモジュールである(マイクロソフト発表資料)。
Vivaエンゲージのコミュニティ機能
いわゆる社内SNSとして利用するもので、上画像のように見た目はFacebookに似ている。興味・関心が似通った従業員が集まって情報やアイデアを共有する「コミュニティ」機能がすでにリリースされている。
今後、短い動画や写真を投稿できる「フィード投稿」や、フォローしている人の投稿を一覧できる「ストーリーライン」の公開が予定されている。