光配線キャビネットはデータセンター内にある光ファイバーケーブルが接続・分岐する筐体のこと。このキャビネットに収容できるファイバー数(ポート)がそのまま効率性に繋がっている。
(左から) アット東京 技術・サービス本部 業務サービス部 ケーブリングサービスグループ 課長 安本竜也氏、
技術・サービス本部 設備構築部 設計グループ 主任 坂内悠太氏、
技術・サービス本部 設備構築部 施工2グループマネージャー 出原達也氏、
コーニングインターナショナル 光通信事業部 エンタープライズネットワークス 部長の興梠貴治氏、
光通信事業部 エンタープライズネットワークス アプリケーションエンジニア 杉政拓之氏
高密度化を実現できた大きな理由は、キャビネットから背面用の作業スペースをなくすことができたからだ。
通常、ラック内で作業する時は前面と背面の両方から作業する仕組みになっており、両方向に確保するスペースが場所をとっている。コーニングはこれを「前面から作業できるように各パーツをなるべくコンパクトに凝縮」することで実現させたと光通信事業部 エンタープライズネットワークス アプリケーションエンジニアの杉政拓之氏は紹介した。
例えば、Centrixは超薄型の「12SCポートカセット」を利用する仕組みになっている。ポートカセットはキャビネット内で異なるファイバー同士を中継するもので、これを薄型にするなど、パーツを圧縮。その他キャビネット内でのレイアウトの工夫なども通して前面の開放のみで作業可能にした。
コーニング導入によるスペース効率化イメージ