アンリツ、5G NR NTNのコンフォーマンステストケースを追加

アンリツは2025年10月6日、同社のコンフォーマンステストシステム「ME7873NR」に、3GPP準拠のNR NTNテストケースを追加したと発表した。

今回追加したテストケースは、5G端末の試験仕様を担当する3GPPの技術部会RAN5が策定したもの。3GPPではRelease 17において、5G NR仕様にNTN(非地上系ネットワーク)を新たに組み込み、地上の基地局と同じ通信手順(プロトコル)を用いた衛星との接続可能にしている。

コンフォーマンステストとは、定められた仕様や技術標準、規制に、製品やサービスなどが準拠しているかを確認するための試験のことで、アンリツ モバイルソリューション事業部長の横尾大三郎氏は次のようにコメントしている。「ME7873NRに3GPP準拠のNR NTNテストケースを追加し、5G NR NTN端末の迅速な評価・認証取得を可能にした。これにより、地球上のどこでも途切れないモバイルデータ、音声、メッセージングの接続を可能にする5G端末の開発を支援する」

なお、ME7873NRは、3GPPに準拠し、GCF(Global Certification Forum)とPTCRB(PCS Type Certification Review Board)の認証を取得したテストプラットフォーム。FR1(サブ6GHz帯)だけでなく、OTA(CATR)チャンバであるCATR Anechoic Chamber MA8172AまたはMA8172Bと組み合わせることで、FR2(ミリ波帯)を含む5Gで使用される周波数帯域をカバーする。

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