KDDIとイスラエルのDriveNetsは2025年5月12日、ネットワークのオープン化(ハードウェアとソフトウェアの分離)加速に向け、戦略的パートナーシップに関する基本合意書を締結したと発表した。
パートナーシップ締結式の様子
DriveNetsは、世界の主要キャリアも採用する、オープン化に適したソフトウェアを提供している。また、2023年6月にKDDIが商用化したピアリングルーターは、DriveNets製ソフトウェアで構成されている。KDDIのネットワークの安定稼働に貢献してきた実績を踏まえ、このたびの戦略的パートナーシップ締結に至ったという。
今回の合意書は、オープン化したルーターの導入領域拡大や、オープンネットワーク管理の効率化、設備投資や運用コストの最適化を目的とする。KDDIはこの合意書に基づき、2025年度中に主要4拠点のバックボーンネットワークのコアルーター内にある制御用サーバーにDriveNets製ソフトウェアを導入し、商用運用開始を目指す。