NTT東日本・Octa Robotics・東芝エレベータの3社は2025年1月20日、サービスロボットが自律的にフロア移動するソリューションの実現に向けた実証実験を開始すると発表した。
同実証では、NTT東日本の実証・体感フィールド「NTTe-City Labo」に、東芝エレベータ製の既設エレベーターとロボットを連携させる実証システムを構築し、パートナー企業ともに今後のソリューション開発に向けた機能・運用面におけるノウハウ蓄積や課題の把握に取り組んでいくという。
具体的には、エレベーター乗り場・乗りかごで人とロボットが乗り合わせる際の課題把握やロボットの動作確認、Wi-Fiやローカル5Gなどの無線ネットワーク環境の評価を行う。
なお、NTTe-City Labo内の既設エレベーター制御盤へ東芝エレベータの外部システム用インターフェース装置を設置し、Octa RoboticsのLCIサービス(ロボットと建物設備の連携に特化したマルチベンダー型のインターフェースサービス)へ接続することで、エレベーターの遠隔呼出が可能になるという。これに加え、NTT東日本のサービスロボット管理システムと連携することで、各種ロボットやエレベーターの統合管理が行えるようになるとのことだ。