エリクソンが予測する「2030年の5G/6G」 5G契約数とトラフィックは3倍に

エリクソン・ジャパンが年次レポートの最新版「モビリティレポート 2024年11月」を公開した。世界の5G契約数は2024年末時点の21億から、2030年には63億件まで増える見通しだ。モバイルトラフィックも年率19%で増加し、現在の3倍まで膨らむ。そして2030年には、6Gの早期展開も始まると同社は予測する。

エリクソンが年に2度発行している「エリクソンモビリティレポート」の最新版では、2024年末時点の5Gの現状と、2030年の予測について詳細にレポートしている。

現時点での5Gモバイル加入契約数は21億。4G契約数のほうがまだ多いが、エリクソン・ジャパン CTOの鹿島毅氏によれば、「2027年には5Gの加入数が最大になる」見通しだ。2030年末時点には、5G契約数は63億に到達すると予測する。

エリクソン・ジャパンCTOの鹿島毅氏

エリクソン・ジャパンCTOの鹿島毅氏

このうち、5G SA(Stand Alone)の契約数は現時点で約12億。2030年末時点では全体の約60%となり、SA契約は36億件に達する見通しだ。

また、同レポートでは次世代ネットワーク「6G」の開始にも触れている。「5Gのマネタイゼーションが進んでいないため6G導入には時間がかかるとの声もあるが、標準化をはじめとする準備は問題なく進んでいる。2030年にはいくつかの事業者が早期展開を始める」(鹿島氏)との見通しを示した。

モバイル加入契約数の予測

モバイル加入契約数の予測

続きのページは、会員の方のみ閲覧していただけます。

関連リンク

RELATED ARTICLE関連記事

SPECIAL TOPICスペシャルトピック

スペシャルトピック一覧

NEW ARTICLES新着記事

記事一覧

FEATURE特集

WHITE PAPERホワイトペーパー

ホワイトペーパー一覧
×
無料会員登録

無料会員登録をすると、本サイトのすべての記事を閲覧いただけます。
また、最新記事やイベント・セミナーの情報など、ビジネスに役立つ情報を掲載したメールマガジンをお届けいたします。