KDDIがユーザー体感や一貫した品質で高い評価、Opensignal調査

Opensignalが、国内4キャリアを対象にした最新のモバイルネットワーク・ユーザー体感レポートを発表。KDDIが18部門中13部門で首位という高い評価を獲得した。通信衛星との干渉問題が解決したことなどが、ユーザー体感など様々な指標の改善に寄与したという。

モバイルネットワークの体感品質を調査しているOpensignalは2024年11月20日、「日本の通信事業者を比較した最新のモバイルネットワーク・ユーザー体感レポート」の発行に合わせて、記者説明会を開催した。

Opensignal 主席アナリストのロバート・ウィジコウスキー氏

Opensignal 主席アナリストのロバート・ウィジコウスキー氏

今回のレポートでは2024年7月1日から9月28日までの間、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルのネットワーク品質について、ビデオやゲーム、音声アプリの体感品質、ダウンロード/アップロードスピード、カバレッジ、一貫性などの観点から分析している。

5Gエクスペリエンスで最も高い評価を獲得したのが、KDDIだ。

録画ビデオの体感品質を数値化して評価するビデオ・エクスペリエンス、スポーツイベントやコンサートなどライブ映像の体感品質を数値化して評価するライブビデオ・エクスペリエンス、ゲームの体感品質を数値化して評価するゲーム・エクスペリエンス、LINEなど音声アプリの体感品質を数値化して評価する音声アプリ・エクスペリエンスの4部門で首位となった。

ライブビデオ・エクスペリエンスは、4キャリアとも「素晴らしい」の評価を獲得

ライブビデオ・エクスペリエンスは、4キャリアとも「素晴らしい」の評価を獲得

このうちビデオ・エクスペリエンスは、ソフトバンクが同点で共同受賞。ライブビデオ・エクスペリエンス、ゲーム・エクスペリエンス、音声アプリ・エクスペリエンスについては、前回調査で首位のソフトバンクをKDDIが上回った。

KDDIは、LTEを含めた全体のエクスペリエンスにおいても、ビデオ、ライブビデオ、ゲーム、音声アプリの4部門で1位を獲得した。

5Gの通信速度で強さを見せたのが、楽天モバイルだ。平均ダウンロード・スピードは176.5Mbpsで、前回に続いて首位を獲得した。KDDIは、27Mbpsと大幅なスピードアップを実現し、前回の4位から2位に順位を上げた。楽天モバイルは、平均アップロード・スピードも27Mbpsで首位を守った。

平均5Gダウンロード・スピードでKDDIは大幅な向上を実現

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