“ぶつからないクルマ”実現へ ―― OKIが超小型の車々間通信装置を開発

OKIは2010年11月29日、車両間または車両と歩行者間の直接通信を実現する超小型サイズの車々間通信装置「簡易小型IVCユニット」を開発したと発表した。

車々間通信とは、車両に搭載した通信装置間で位置情報を直接やり取りするもので、例えば見通しの悪い交差点などで接近するクルマの存在をカーナビやスマートフォンなどのモニタに表示したり、音声などで知らせて警告するといった用途が想定されている。OKIは従来から、安全運転支援用の車々間通信システムの開発を進めており、2007年にはこれを歩行者と車両間の直接通信にも応用し、歩行者の携帯電話と車載機が直接通信を行う歩行者安全支援システムも発表している。

図表:車載イメージ(出典:OKI)

今回発表した「簡易小型IVCユニット」は、車両内に設置する通信装置で、車々間通信に使用するアンテナ、LED/ブザーによる簡易表示、GPSモジュールおよび加速度センサーなど、従来は外付けで装備していた部品を装置へ内蔵した。従来品に比べて約11分の1の小型化(装置サイズは、50×57×26mm)を実現したほか、外部接続機器を必要としないため、車両への搭載方法もより簡単になった。

同社では、インストルメントパネル上部やフロントガラスなどへの設置を想定しているという。

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