ウォッチガード、「中小企業も“多要素認証”の機が熟した」――データ侵害を受けたSMBの60%が倒産・廃業

ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンが記者発表会を行い、3つのテーマからなる2018年の製品戦略を説明した。特に強調された1つが、多要素認証の新ソリューション。データ侵害の原因の81%はパスワードにあり、中小企業においても多要素認証の重要性が高まっているという。また、新社長の谷口忠彦氏も登壇した。

データ侵害の81%は「認証」が原因さらに近々正式リリースする製品も紹介された。すでにパブリックベータ版を公開している「WatchGuard MFA」だ。これは昨年買収したDatablink社の多要素認証ソリューションをベースにした新製品である。

ヤング氏は、中小企業の多要素認証ソリューション導入に向けて、「機はまさに今、熟している」と話した。中小企業においても、多要素認証によって認証時のセキュリティを高める重要性が高まっているからだ。

同氏によれば、データ侵害の81%は、盗まれたパスワードあるいは弱いパスワードが原因で起こっているという。「そして、データ侵害を受けた企業の61%は、従業員1000名以下の中小企業だ」。

さらにヤング氏は、「多要素認証を採用できている中小企業は15%以下という数字があり、中小企業はほとんど手付かず。非常に大きなチャンスがある」と述べた。

中小企業における多要素認証の重要性を示す各種データ
中小企業における多要素認証の重要性を示す各種データ

WatchGuard MFAは、ハードウェアトークンやオンプレミスの設備が不要な、スマートフォンやクラウドを用いた多要素認証ソリューション。

「我々は、中小企業でも本当に展開しやすい多要素認証を提供できる」とヤング氏は力を込めた。

WatchGuard MFAの主な特徴
WatchGuard MFAの主な特徴

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