アライドテレシス流SDNは「複数拠点の一元管理」がキーワード

アライドテレシスが独自プロトコルによるSDNソリューション「unified Virtual Core Fabric」(u-VCF)を発表した。「千差万別なネットワークに対して、本当に有用なネットワークの仮想化を提供したい」という。

アライドテレシスは2013年2月4日、同社独自のSoftware Defined Network(SDN)ソリューション「unified Virtual Core Fabric」(u-VCF)を発表した。ネットワークの仮想化により、運用管理性を大きく向上させられるという。

u-VCFは複数拠点にまたがるネットワーク全体を仮想化し、1カ所の管理コンソールから一元管理できるようにするというもの。「各拠点の機器がシャーシスイッチのラインカードのように見え、1カ所からリモートでネットワークを構築・管理することができる。強力な一元管理網を実現可能だ」と第一プロダクトマーケティング部 課長の佐藤誠一郎氏は語った。

u-VCFは技術的には、同社が従来から提供するバーチャルシャーシスタッキングなどのデータプレーン技術に、新開発した独自プロトコル 「AMF(Allied Telesis Management Framework)」を用いたコントロールプレーン技術を組み合わせたものだ。これにより、同社製ネットワーク機器の一括設定や遠隔管理、自動プロビジョニングなどを実現する。

u-VCFの主な導入効果
u-VCFの主な導入効果

また、「千差万別なネットワークに対して、本当に有用なネットワークの仮想化を提供したい」とも同氏は説明。SDNソリューションの多くはクラウド事業者などの仮想化データセンターにメインターゲットが絞られているが、アライドテレシスのu-VCFは、クラウドのユーザー企業である一般企業・団体の多種多様なネットワークが対象のようだ。

提供開始は4月以降の予定で、まずは同社のシャーシ型コアスイッチ「SwitchBlade x8100」用のソリューションとなる。複数拠点に展開されたコアスイッチ「SwitchBlade x908」、ディストリビューションスイッチ「CentreCOM x610シリーズ」、エッジスイッチ「x510」を、仮想的にx8100のラインカードとして一元制御することが可能だ。利用にはスイッチのファームウェアのバージョンアップに加えて、別途フィーチャーライセンスの購入が必要になる。

なお、将来的には仮想マシンのライブマイグレーションやOpenFlowへの対応なども検討しているという。

u-VCFの対応モデル
u-VCFの対応モデル。現状ではSwitchBlade x8100が必須となる

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