楽天グループで通信プラットフォーム事業を展開する楽天シンフォニーは2025年2月13日、ウクライナの大手通信事業者であるKyivstar(キーウスター)と、同国でのOpen RAN展開における協業の一環として実証テストの開始段階に入ったことを発表した。
Kyivstarは約2400万人のモバイル加入者と、110万人超の家庭用インターネット加入者を要するウクライナ最大の通信事業者。楽天シンフォニーのRANポートフォリオのソフトウェアと「Rakuten Cloud-Native Platform」でのテストを実施する。
今回の取組は、ウクライナ全国の基地局への技術展開に先んじて行われる。楽天グループと、Kyivstarの親会社であるVEONが戦争中に行ったウクライナ支援措置に続くもので、同国において重要な国家デジタルインフラを展開していくという長期戦略に向けた要となる知見を得ることを目的として実施される。