京都スマートシティ推進協議会と、新世代公衆無線LAN(OpenRoaming)の普及ワーキンググループは、安全かつ便利に利用できる公衆無線LANである「OpenRoaming」を、京都府内各地等に設置されているデジタルサイネージで提供する実証実験を2024年1月22日から開始した。
実証実験に参画するシスコシステムズが2024年2月15日に発表した。シスコのほか、実験には京都府、京都高度技術研究所(ASTEM)、Local24が参画している。
OpenRoamingとは、国際的に普及が進められている無線LAN(Wi-Fi)の相互認証基盤(参考記事)。日本では東京都が2023年3月に対応するアクセスポイントの供用を開始した。WPA2エンタープライズによる高いセキュリティと、一度登録すれば世界各地の対応スポットに自動的に接続される高い利便性を長所とする。
今回の実証実験では、交通結節点である京都駅西口広場、京福北野白梅町駅や、観光地への玄関口となるトロッコ嵯峨駅、京都丹後鉄道天橋立駅など、京都府内を始めとする14箇所に設置されたパブリックデジタルサイネージが、OpenRoamingに対応したWi-Fiスポットとなる(設置場所一覧)。