スマートフォンが“V字回復”を牽引 ―― IDCジャパンが国内製品別IT市場予測を発表

また、BCP(事業継続計画)やDR(ディザスターリカバリ)、クラウドなども市場成長の牽引要素となり、ITサービス分野でも順調な成長が見込まれると いう。2009年以降、国内IT市場は前年比マイナスが続いていたが、「2012年は4年ぶりにプラスになるだろう。リーマン・ショック後からこれまで後 回しにされていたシステムの刷新に投資が回ってくる」と予測している(画像4)。

【画像4】2012年 製品別前年比成長率

最後に、国内通信サービス市場に関する予測も発表された。こちらは、2010年を底にプラス成長へと移行。音声サービス分野でのマイナスが響き市場全体の 縮小傾向が長らく続いていたが、2011年を境に、固定網/移動体ともにデータ通信サービスの成長が、音声分野のマイナス分を補うかたちになると予測する。

【画像5】国内通信サービス市場予測

2011年の通信サービス市場は前年比プラス0.5%、2012年は前年比1.4%になる見込みという。牽引要素はやはり、クラウドとスマートフォンだ。さらに、SNSやビッグデータといったトレンドも、高成長を下支えするというのがIDC Japanの見方だ。

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