PacketLightのトランスポンダーが最長4000kmの400G伝送に対応

アイランドシックスは2025年7月14日、同社が国内向けに光伝送製品を取り扱うイスラエル・PacketLight Networksが、400Gトランスポンダー「PL-4000T」および「PL-4000G」の機能を拡張し、最長4000kmの超長距離伝送に対応したと発表した。

これにより、データセンター間の広域接続や大陸間ネットワークといった需要の高いユースケースに対して、400Gの高帯域通信を安定して提供できるようになるという。

両製品は、ソフトウェアアップグレードのみで超長距離(ULH:Ultra Long Haul)伝送を可能とする。搭載される800G DSPチップは、偏波多重QPSK方式と確率的コンステレーションシェーピング(PCS)に対応し、スペクトル効率とノイズ耐性を向上させている。さらに、広範な分散補償機能、高感度受信、Soft-Decision FEC(ソフト判定型前方誤り訂正)といった要素により、物理的負荷の大きいファイバー環境でも堅牢な通信品質を維持できるとしている。

PacketLightのトランスポンダーは、隠れたライセンス費用のない構成であり、長距離バックボーンから都市部のメトロネットワークまで、柔軟かつコスト効率の高いネットワーク構築を支援する。また、必要に応じて機能やポートを追加できる「Pay-As-You-Grow」モデルにより、ユーザーは距離や容量の変化に応じて段階的な投資が可能となる。

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