シスコが、スマートデバイスとクラウドに対応した新セキュリティ製品を発表

次のポイントは、「オープンかつダイナミックなネットワーク」の運用管理の効率化だ。コンテキストに合わせてダイナミックにセキュリティポリシーを適用する「Cisco Identity Services Engine(ISE)」と、無線・有線アクセスを統合監視・管理する「Cisco Prime NCS」などを提供開始する。

Cisco ISEは、会社支給の端末と個人所有の端末を識別し、ユーザーや端末、アプリケーション、ロケーションごとにポリシーに応じたセキュリティを適用するものだ。これにより、コンテキストに合わせたポリシーの適用を実現。さらに、端末・ユーザー情報を可視化するダッシュボード機能などを備えるCisco Prime NCSによって、運用管理を効率化する。端末ごとのアクセス状況の表示、利用者やポリシー状況の確認などが行えるため、複雑な作業なしに多様な端末からのアクセスを一元的に管理できるという。

多様な端末からのアクセスを効率的に監視・管理する「Cisco Prime NCS」

また、このほか、最大500カ所のブランチ、2,000個のアクセスポイント、2万台以上のクライアントを1つのデータセンターから集中的に管理・制御できる無線LANアクセスポイントコントローラー「Cisco Flex 7500 Cloud Controller」や、新たなWebセキュリティソリューション「Cisco ISR Cloud Web Security」なども発表した。

シスコ・ボーダレスネットワークソリューションの“フェーズ4”として今回発表された製品群

シスコでは、これらの製品群で実現するソリューションを総称し、「Secure X」と呼んでいる。セキュリティを担保しようとするあまり、スマートデバイスの利便性まで損なってしまうという課題に多くの企業ネットワークの管理者が頭を悩ませているのが現状だが、Secure Xによりモビリティとセキュリティの両立を推進していくという。

RELATED ARTICLE関連記事

SPECIAL TOPICスペシャルトピック

スペシャルトピック一覧

NEW ARTICLES新着記事

記事一覧

FEATURE特集

WHITE PAPERホワイトペーパー

ホワイトペーパー一覧
×
無料会員登録

無料会員登録をすると、本サイトのすべての記事を閲覧いただけます。
また、最新記事やイベント・セミナーの情報など、ビジネスに役立つ情報を掲載したメールマガジンをお届けいたします。