米アップルは2013年10月22日、「iPad Air」と「iPad mini Retinaディスプレイモデル」を発表した。
iPad Air(左)とiPad mini Retinaディスプレイモデル |
iPad Airは、従来と比べて大幅に軽量化したのが大きな特徴だ。Wi-Fiモデルで比較すると、第4世代iPadが652gだったのに対し、iPad Airは469gと28%軽くなった。また、9.7インチのディスプレイサイズを維持したまま、両脇の枠を狭くすることで外形も小型化したほか、薄さも従来の9.4mmから7.5mmになった。
プロセッサにはA7チップと、加速度センサーやジャイロスコープ、コンパスからのデータを集めてiPad Airの動きを測定するM7モーションコプロセッサを採用。このM7モーションコアプロセッサによる消費電力の節約効果などにより、最大2倍の処理能力向上を実現しながら、バッテリーはこれまでと同様の最大10時間駆動を実現しているという。
一方、iPad mini Retinaディスプレイモデルは、解像度2048×1536ピクセル/326ppiの7.9インチ高精細ディスプレイの搭載が特徴。また、A7チップの採用により、従来モデルと比べてCPUは最大4倍、グラフィックパフォーマンスは最大8倍高速化したという。さらに、iPad Airと同じくM7モーションコプロセッサを搭載し、バッテリー駆動時間は従来と同じ最大10時間となっている。
このほか、Wi-Fi機能については、iPad Air、iPad mini Retinaディスプレイモデルともに、2本のアンテナとMIMOを搭載し、従来比2倍の300Mbpsの最大通信速度が可能になった。
iPad Airの発売日は11月1日、iPad mini Retinaディスプレイモデルは11月後半。Wi-Fiモデルの価格はiPad Airが5万1800円(16GB)~、iPad mini Retinaディスプレイモデルが4万1900円(16GB)~。Wi-Fi+セルラーモデルについては、ソフトバンクモバイルとKDDIが販売することが明らかになっている。