楽天モバイルは2025年1月29日、法人向け生成AIサービス「Rakuten AI for Business」を提供開始したと発表した。
同社 代表取締役 共同CEOの鈴木和洋氏は同サービスについて、「現在、一部の大企業だけがAIが使用している状況になっている。我々としては裾野を広げて、中堅・中小企業も含めたあらゆる企業に使っていただきたい」と語った。
（左から）楽天グループ 専務執行役員 ティン・ツァイ氏、楽天モバイル 代表取締役会長兼社長 最高執行役員 三木谷浩史氏、同社 代表取締役 共同CEO 鈴木和洋氏
Rakuten AI for Businessには、主に3つの特徴があるという。
1つめは、「導入しやすさ」だ。初期費用ゼロ、基本料金1100円（税込）で生成AIサービスを利用できる（プロンプト10万字までという制限あり）。なお、10万字を超えた場合には1000文字に付き11円（税込）追加料金が発生する。Webブラウザベースであるためアプリのインストールは不要で、スマホでも利用できるとのことだ。
強み①：導入しやすい
2つめは、法人向け機能が充実している点である。専門知識がなくても高精度のアウトプットを手軽に生成できるという「プロンプトテンプレート」や、設定したNGワードが含まれるプロンプトの送信をブロックする「NGワード登録」、生成AIの利用状況を可視化するダッシュボードなどを用意する。
強み②：法人向け機能が充実
3つめは、楽天モバイルによる活用支援で、生成AIによる業務改善やその効果検証・分析を支援するコンサルティングサービスや、管理者・利用者向けのオンラインセミナーなども有償で提供するという。
