楽天モバイルは2024年12月19日、法人向けサービスの顧客数が1万7000社を突破したことを発表した。また同日、法人向けVPNサービスと固定回線サービス「KOSOKU Access(高速アクセス)」の新しいプランの提供を開始した。
同社の法人向けサービスは2023年1月に提供を開始。2024年1月には固定型ネットワークサービスの提供を開始し、3月には顧客数1万社を達成していたが、そこから8カ月で7000社増やしたことになる。
法人向けサービスの1つであるVPNサービスでは、従来はベストエフォート型の「Standardプラン」を提供していた。今回、「Premiumプラン(帯域確保型)」の提供を開始。顧客の用途に合わせ300Mbpsと1Gbpsの2つの帯域のプランを用意する。ネットワークの特定区間の通信において帯域幅を定期監視することで、より快適に企業のセキュリティを強化することが可能という。
VPNサービスのプラン別の料金表
また、法人向けインターネットサービス「KOSOKU Access」では、すでに提供している「Premiumプラン(帯域確保型)」に新たに500Mbpsの帯域を追加した。500Mbpsプランでは、月額35万7500円(税込)で500Mbpsの帯域を確保し、最大速度は1Gbpsとなる。これにより、300Mbps、500Mbps、1Gbpsの3つの帯域から利用ニーズに合わせたプランを選ぶことができる。
法人向けインターネットサービス「KOSOKU Access」のプラン別料金表
合わせて、故障時の全国当日駆けつけサービス「オンサイト保守オプション」の提供を開始した。インターネットの接続障害発生時に専任の技術者が問い合わせから4時間以内に駆けつけ、拠点内の回線終端装置の復旧対応を行うという。月額2200円(税込)で平日9時から17時まで受け付けるプランと、月額3300円(税込)で24時間365日受け付けるプランの2つを提供する。