IIJとSCSKは2024年11月20日、IIJ白井データセンターキャンパス(DCC)とSCSK印西キャンパスを相互接続することで合意したと発表した。
白井DCCの立地する千葉県印西地区は、世界のIT企業のDC集積地となっており、IIJでは、各種クラウドサービスや近郊DC、IX(インターネット相互接続点)等と接続するネットワークHUB構想のもとネットワークの拡充を進めており、今回SCSK印西データセンターとの相互接続を実現したという。
これにより、IIJの顧客は、SCSKのマルチクラウド接続サービス「SCSK Cloud netXchange Service (SCNX)」を利用したパブリッククラウドへの閉域接続が可能になり、IIJ Smart HUB経由でのマルチクラウド接続と組み合わせることで、より堅牢なバックアップ環境の構築が可能となる。
SCSKの顧客は、IIJプライベートバックボーンサービスを経由して、IIJの提供するMicrosoft365への閉域接続サービスや、インターネットアクセス、メール、Webセキュリティなど各種デジタルワークプレース関連サービスを利用することが可能になる。
サービスイメージ
両社のDCにラックを持つ顧客も、もう一方のDCラックとの閉域ネットワークを手軽に利用でき、顧客の需要や拡張計画に合わせて相互のラックスペースを柔軟に活用できるとしている。
SCSK印西データセンターへの接続費用は、帯域に応じた個別見積もり。2024年12月19日より提供を開始する。