SPECIAL TOPICNTTとLINEが牽引する日本の自然言語処理、この2社がリーダーである理由とは

私たちの生活・ビジネスに深く浸透し始めた自然言語処理(NLP)。今や医療・金融、コールセンターなど様々なビジネス現場でもNLPを活用したアプリケーションが当たり前に使われるようになった。このNLP研究と実用化をリードしているのがNTTグループとLINEだ。

NLP発展に貢献するNVIDIAの技術とは
こうしたNLP研究とビジネス分野への応用をさらに進めていくには、最新の言語モデルの継続的な開発が欠かせない。そこで課題となるのが、非常に大型の計算リソースが必要になることだ。この点で技術的な支援を行い、NLP関連業界の発展に貢献しているのがNVIDIAである。

同社は、膨大なパラメーター数の機械学習モデルを利用するNLPに適した計算リソースとしてNVIDIA TensorコアGPU、AI開発のために構築され革新的なパフォーマンスを提供するNVIDIA DGXシステム、DGXをストレージやネットワーク機器と組み合わせてクラスタ化したDGX PODやDGX Super PODを提供する。加えて、自身でもドメイン特化型の言語モデルを開発したり、大規模な言語モデルの開発を支援するツールをパートナーと協力して開発・提供するなど、様々な取り組みを続けてきている。

NTTグループ各社はともに、NVIDIAの技術をNLP研究に活用しており、前述のセッションではその活用法も紹介する。

そしてもう1社、音声認識技術の開発にNVIDIAの技術を活用しているのが、LINEだ。

同社は、エンドツーエンドと呼ばれる方式のディープラーニングを使った高度な音声認識技術(ASR)を持っているが、これを高速で動かすことに課題を抱えていた。この「高速性」と、音声認識の「正確さ」を両立するために採用したのが、NVIDIAのGPUリソースと、効率的に音声認識のタスクを実行するための推論サーバーの構築技術だ。

GTC 2022の下記セッションでは、LINEがどのようにNVIDIAの技術を活用したのかを知ることができる。

【セッション タイトル】
Building Streaming End-to-End Speech Recognition Service with Triton Inference Server[S41195]

また、エヌビディアも最新のトピックとして、ドメイン特化型NLPモデルの開発状況について説明するセッションを行う。下記のセッションにおいて、NLP研究の第一線で活躍する同社のXianchao Wu氏が、金融業界に特化した言語モデル「FinMegatron」の開発ヒストリーを紹介する。

【セッション タイトル】
FinMegatron: Building and Explaining Large Finance Language Models [S41613]

このように、GTC 2022はNLP研究とビジネス分野への活用に関わる人にとって、まさに必見のイベントだ。登録は無料。NLPの最先端を聞き逃さないためにも、今すぐ下記サイトから登録しよう。

<NVIDIA GTC 2022 Spring>

開催日時:2022年3月21~24日
参加費用: 無料
詳細・事前登録はこちら

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