シエナは2021年11月18日、「アジアのオンラインゲーミングに関する調査」を発表した。
本調査は、日本の18歳以上の人々を対象にゲーミング環境について質問したもので、1日あたりのゲーム時間が2時間以上の人を「ヘビーゲーマー」、それ以下の人を「ライトゲーマー」、ゲームをしない人を「ノンゲーマー」と定義。結果として、日本ではゲームに割く時間に応じて、ネットワーク品質への要求に大きな差があることが判明したとしている。
「安定し切断されないインターネット接続のためにプロバイダ変更を求める」という項目については、同意した人の割合がライトゲーマーでは26%にとどまったものの、ヘビーゲーマーでは62%に達した。なお、全体平均は29%だった。
「安定し切断されないインターネット接続のためにプロバイダ変更を求める」の回答結果
インターネット接続への課金についても、大きな差がみられた。「より高速なインターネット接続のために多くの料金を支払いたい」と答えた人は、調査対象者全体の平均は18%、「ライトゲーマー」では15%であったのに対して、「ヘビーゲーマー」では50%となった。
「より高速なインターネット接続のために多くの料金を支払いたい」の回答結果
日本法人である日本シエナコミュニケーションズ 代表取締役社長の高橋一泰氏はこの結果を受けて、「日本のゲーマーの半数近く(47%)は、安定した信頼性の高いインターネット接続が全体的にゲームを一層楽しいものとしていると考えています。毎日何百万人ものゲーマーがライブストリーミングし、ミリ秒単位の違いが勝敗を分ける今、ネットワークは予測不可能な帯域幅の需要に適応し、将来に備える必要があります。だからこそ、我々はエンドユーザーにより近い次世代のメトロとエッジのアーキテクチャを包含するネットワークを構築することが極めて重要です」とコメントしている。