NTT篠原副社長が語るNTTのR&D戦略「4つのAIとセンシェントIoTを推進」

NTTグループがIoT/ビッグデータの活用を軸にしたビジネス変革に乗り出した。そのコア技術となるIoT、AIの研究開発をどう進めるのか注目が集まっている。NTTの研究開発部門トップである篠原弘道副社長にR&D戦略を聞いた。

――IoT/ビッグデータ、ロボット、ドローン、AIなど新たな技術が話題を呼び、今は技術体系の変動期とも言われています。NTTの研究開発(R&D)の方向性についてお聞かせください。

篠原 日本は現在、少子高齢化などの社会的課題を抱え、地方創生や産業競争力強化に国をあげて取り組んでいます。これらの課題や重要施策に対し、私たちはICT技術の活用により解決を図り、社会の発展に貢献することを目指しています。

また、ICTをめぐる環境が大きく変化し、今後はIoTに代表されるさまざまな種類の膨大なデータが飛び交うようになり、多様なトラフィックが流れることを前提にネットワークというものを考えなければなりません。企業のPCだけでなくさまざまな端末がつながり、サイバー攻撃も複雑・巧妙化しており、最近は複合機や監視カメラも狙われるようになっています。ネットワークに要求されるものも変化しています。

NTT 代表取締役副社長 研究企画部門長 篠原弘道氏

こうした中で、AI(人工知能)やIoT(InternetofThings)が注目を集めています。NTTの研究所では音声認識や言語処理などAIの要素技術の研究を長年続けてきましたが、グループ全体でAIやIoTをどう捉えているか明確にしなければならない時期を迎えていると考えています。

月刊テレコミュニケーション2016年4月号から一部再編集のうえ転載
(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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