NECネッツエスアイは2024年6月27日、米Zoom Video Communications(以下、Zoom)が提供するZoom Phoneを中心に、既存のPBX環境に替わったクラウドサービスで顧客のDXを加速させるコミュニケーション基盤の提案を推進すると発表した。
近年のコミュニケーション基盤は、クラウドサービスとの連携による効率化やデータの蓄積による情報の見える化など、より大きな付加価値が求められているが、インターネットを介したクラウドサービスは通信障害が発生するリスクがある。特に音声領域において、通信障害はPBX環境をクラウドサービスに移行するうえでの障壁となっている。
NECネッツエスアイは、この音声領域での不安を解決するため、Zoom Phone向けモジュール「Zoom Phone ローカルサバイバビリティ」を利用する環境を構築。インターネットの障害時においてもZoom Phoneの一部サービスの運用を維持できるため、高い音声通話品質が実現可能になるという。また、クラウドサービスを活用した音声基盤に対する顧客の不安を払拭し、Zoom Phoneを中心としたコミュニケーション基盤に置き換えられるようになるとのこと。
さらに、国内有数の販売店として2万社を超える企業へのZoomライセンスの納入実績を活かし、Zoom Phoneを中心としたコミュニケーション基盤と、DXを支えるオープンプラットフォーム「Symphonict」が提供するDXサービス群を組み合わせることで、顧客への提供価値をさらに高度化させていくとしている。