「通信サービス品質No.1キャリアを目指す」ドコモ前田社長が就任会見

NTTドコモは2024年6月18日、前田義晃社長の就任会見を開催した。すべてのドコモグループ社員が徹底的に顧客と向き合う「お客様起点の事業運営」を進める。なかでも通信サービス品質の向上に注力し、「通信サービス品質No.1をお客様に実感していただけるキャリアを目指したい」と目標を語った。

「テクノロジーと人間力で、明日のあたりまえとなる価値を生み出す」。NTTドコモ社長に就任した前田義晃氏は、これからのドコモが大切にしたい考え方をこう表現した。

NTTドコモ 代表取締役社長 前田義晃氏

NTTドコモ 代表取締役社長 前田義晃氏

これは、2022年に非通信事業を統括するスマートライフカンパニー長に就任した際に“ありたい姿”として掲げた言葉だ。「あらためて見ると、ドコモとして目指すべき姿がここにある」と前田社長は説明した。

ドコモは創業以来、通信技術やテクノロジーの進化によって、新しいサービスを次々と生み出してきた。そうした新しいサービスで社会を豊かにすることこそが、ドコモの存在意義だという。

ドコモの目指す姿

ドコモの目指す姿

ただ、「世の中がかつてないスピードで変化するなか、お客様に受け入れられ、社会に根付くサービスを生み出すことは技術だけではなしえない」として、「私も含めたドコモのメンバー全員が、もう1つのキーワードである人間力を高めていく必要がある」と述べた。

社員に求める人間力として挙げたのが、次の3点だ。

社会に根付くサービスを生み出すため、人間力も高める

社会に根付くサービスを生み出すため、人間力も高める

1つめは、当事者意識を持つこと。通信サービスを担当していない社員であっても、常に通信品質を意識する。逆に、通信サービスを担当している社員も、サービスやコンテンツの品質に目を向けるなど、ドコモの仕事すべてに対し当事者になる。

2つめは、リスペクトする。ドコモの顧客やビジネスパートナーから寄せられる様々な声や考えに耳を傾け、常に学び続け、その期待に応える。

3つめが、チャレンジし続ける。お客様の喜ぶ顔を想像しながら、挑戦を止めないことが必要であるという。

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