「他社にできないサービスを提供」 イスラエル発の脅威インテリジェンスが日本上陸

イスラエルのセキュリティベンダーCyberint Technologies(サイバーイント)が日本に本格上陸する。アタックサーフェス管理(ASM)と脅威インテリジェンス(TI)を組み合わせたソリューションで、「他社にはできないサービスを提供していく」という。

イスラエルに本社を構えるセキュリティベンダーCyberint Technologies(サイバーイント・テクノロジーズ、以下、サイバーイント)は2023年9月20日、記者発表会を開催し、日本市場に本格参入すると発表した。

サイバーイントは、2010年にイスラエルで設立され、従業員は約150名。現在25カ国以上の約170の企業が同社のサービスを利用している。

「日本市場は非常にポテンシャルのある市場だ。我々の経験・知識をもとに、日本市場に特化したサービスを提供できると考えている」とサイバーイント・テクノロジーズ CEOのヨハイ・コーエン氏は意気込んだ。

(左から)サイバーイント・テクノロジーズ CEO ヨハイ・コーエン氏、サイバーイント日本支社 カントリーマネージャー 岩崎公一氏

同社のコア製品は、Argos Edge(アルゴス・エッジ)と呼ばれる外部からの脅威情報を収集・監視するサービスプラットフォームである。

同プラットフォームの大きな特徴は、アタックサーフェス管理(ASM)と脅威インテリジェンス(TI)を組み合わせたサービスである点だ。

Argos Edgeの概要

Argos Edgeの概要

「ASMとTIを同じプラットフォーム内で比較することによって、お客様が気付いていなかった脅威を発見できる。また、ASMとTIが独立していると、それぞれにログインして情報を確認する必要があるが、アルゴス・エッジであれば、ページを変えるだけでそれぞれの情報を確認できる」とサイバーイント日本支社 カントリーマネージャーの岩崎公一氏は述べた。

監視対象となるデジタル資産は、ドメイン名/公式ソーシャルメディア/機密プロジェクト名などの計12種類。また、クラウドトークンやカナリアトークンなどの機密コードも監視する。「機密コードは監視が難しく、ほとんどのTIでは行えない。我々の製品は機密コードの監視もできるという意味で、強みがある」と岩崎氏はアピールした。

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