i-PRO、コンパクトドームカメラを刷新 全モデルにAIプロセッサーとIR-LED

i-PROは2023年9月19日、店舗や交通機関など、一定規模の空間を広範囲に撮像する用途に適したコンパクトドームカメラをフルモデルチェンジすると発表した。

新機種の外観

i-PROコンパクトドームカメラの新モデルの外観

新型のコンパクトドームカメラは全8機種。2MP(1080p)モデルの5機種は今年10月、4MPモデル3機種は2024年2月に発売する。4MPモデルは同社のコンパクトドームカメラとしては初めてとなる。

いずれのモデルもAIプロセッサー、IR-LED(赤外線照明)を搭載。AIにより重要箇所以外のデータ量を制御することで、低ビットレート(最大50%削減)映像ストリームを実現したという。IR-LEDは2MP(1080p)モデルで最長15m、4MPモデルで最長10m照射でき、照度0ルクスの環境下でも撮影が可能ということだ。

マイクとAI音識別アプリを標準装備し、銃声、悲鳴、クラクション、ガラスが割れる音を検知し、アラームを発報する機能を備える。また、別売のAIアプリケーションをインストールすることにより、用途に応じた解析が可能となるという。AIアプリケーションは動体検知、プライバシーガード、人物属性識別、車両属性識別、混雑検知、状態変化検知があり、2MP(1080p)モデルは2つ、4MPモデルでは1つインストールできる(参考記事:用途が広がるi-PRO製カメラ AIプロセッサ搭載で高度なエッジ処理|BUSINESS NETWORK)。

セキュリティ面では、第三者機関発行の電子証明書(Global Sign)に加え、米国連邦情報処理標準規格であるFIPS 140-2 Level3に認定されたハードウェアを搭載し、データ保護性能を強化しているという。

筐体は薄さ53mmと小型だが、最大132°の広い画角を持つ。本体色はi-PROホワイトと呼ぶ白色と、ブラック(2MP(1080p)モデルのみ)を用意し、空間と調和させやすいことも特徴としている。

本体価格はいずれもオープン価格。店舗、オフィス・マンションなどの共用部、介護施設、交通機関などでの監視・見守り用途が想定活用シーンとして挙げられている。なお、バスや電車などに設置する際は車載モデルを利用する。

想定活用シーン

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