アムニモ、屋外向けIoTルーターの新機種 過酷な環境での産業・監視用途に

横河電機グループのアムニモは2023年8月30日、IoTルーターの新機種「無線LAN搭載型コンパクトルーター(屋外版) AC25」を9月1日から販売すると発表した。

無線LAN搭載型コンパクトルーター(屋外版) AC25

アムニモはLTE通信用の通信モジュールのプロセッサーにルーター機能を実装したコンパクトルーターシリーズを展開している。低コストに加え、瞬停対策や複数SIMカードスロット搭載などによる信頼性の高さが特徴という。

今回発売するAC25は、IP66の防水防塵性能に加え、誘導雷対策や結露対策も施された屋外向けモデル。動作温度は-20~60℃と幅広く、直射日光が当たる場所にも設置可能という。防犯カメラ、上下水道や発送電設備の遠隔監視、屋外に設置された産業用装置の遠隔制御・監視のほか、コインパーキングのように屋外で決済・登録確認を行うサービス提供等が用途として想定されている。

AC25の想定用途

AC25の想定用途

2ポートのイーサネットポートのうち1ポートはPoE給電をサポートし、防犯カメラ等の給電に利用できる。また、無線LANは2.4GHzと屋外利用可能な5GHzに対応する。MicroSIMカード用スロットを2基備え、内蔵LTEアンテナで上り最大50Mbps、下り最大150Mbpsの通信が可能という。

VPN機能(IPSec)や、P2P接続サービスである「remote.it」による接続機器の遠隔操作にも対応するとしている。

本体サイズは幅160mm×奥行き65mm×高さ220mmで、重量は約1.1kg。

 

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