NECは2011年8月2日、沖縄県石垣市と竹富町に対し、ユニファイドコミュニケーション(UC)システムをクラウドサービスで提供開始したと発表した。
今回、NECが提供したクラウドサービスは、同社のUCソフトウェア「UNIVERGE Sphericall」を中核にしたもので、地域生活における遠隔相談や情報共有を支援する。
住民は公民館や役場、小学校などに設置された専用PCを使って、市・町の職員などと互いの顔を見ながら行政・教育・子育てに関する相談が可能。また、資料共有も行える。さらに複数の医療機関、各学校間、役所・役場間の情報交換にも活用されるほか、学校から保護者へのメール一斉配信などの機能も備えるという。
UCシステムのサービス利用イメージ。利用者が使うPCにはタッチパネルディスプレイを採用し、誰でも使いやすいように工夫しているという |