Wi-Fi 6Eの注意点 制度改正のポイントを総務省に聞いた

総務省の省令改正により、新たに6GHz帯を追加した「Wi-Fi 6E」が解禁された。制度解禁前に出荷されていた端末やAPの中には、ハードウェア的にはWi-Fi 6Eをサポート済みのものもあり、これらのファームウェアアップデートによるWi-Fi 6E対応を求める声が一部であがっていたが、結果としては技適番号の再取得が必要となった。制度改正の理由や背景を総務省に聞いた。

2022年9月、Wi-Fiの新規格「Wi-Fi 6E」が国内で解禁された。電波法施行規則等の一部を改正する省令(令和4年総務省令第59号)が公布され、6GHz帯のうち5925~6425MHz(500MHz幅)が利用可能になった。

Wi-Fiは長らく2.4GHz帯及び5GHz帯で合計560MHz幅を利用してきたが、新たに500MHz幅が利用可能になることで、さらなる高速大容量通信が可能となった。すでにコンシューマー市場ではWi-Fi 6E対応を謳う無線LANアクセスポイント(AP)などが出回り始めている。(参考記事:Wi-Fi 6E時代の無線LAN選び AI/クラウドの運用効率化をセット

改正の背景について、「Wi-Fiのニーズが増えてきており、現行の周波数帯域では不足していることから、新たな種別である6GHz帯を解禁するに至った」と総務省 総合通信基盤局 電波部基幹・衛星移動通信課 基幹通信室 課長補佐の石黒丈博氏は説明する。

6GHz帯のWi-Fi利用イメージ 6GHz帯のWi-Fi利用イメージ

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