非接触・アプリ不要で観光情報発信、大多喜町・御宿町がスマートプレート活用

千葉県大多喜町、御宿町の両観光協会とNTT東日本千葉事業部は2022年8月26日、ICチップを内蔵し、非接触でスマホへの情報発信が可能な「スマートプレート」を活用した観光客誘引の取り組みについて発表した。

スマートプレートとは、バッテリー不要のNFC(Near Field Communication:近距離無線通信)タグを内蔵したカード型のデバイスで、スマートフォンを近づけるだけで様々なデジタルコンテンツを表示できる。クラウド経由でコンテンツを更新でき、情報を受け取る側もスマホ側に特別なアプリをインストールする必要がない。

スマートプレートの利用イメージ

スマートプレートの活用イメージ

大多喜町と御宿町の観光協会の会員は観光や宿泊・飲食事業者が約4割を占め、コロナ禍における集客減・売上減が最大の課題となっている。誘客を目的とした情報発信は紙媒体が中心だったが、掲載できる情報量とスピードに限界があり、かつ印刷コストや交換作業の稼働が大きな負担となっていた。

これを改善するため、両協会では観光施設や駅、飲食店、宿泊施設等にスマートプレートを設置。観光客等はこれにスマートフォンをかざすことで、両協会の会員事業者が発信するコンテンツを確認できる。非接触のため感染対策にも有効だ。

情報コンテンツを多言語化することで外国人観光客への手厚い案内が可能となり、また、災害が発生した際には、避難場所の確認もできることから、安全性も踏まえた観光客の周遊促進につながっているという。

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