PicoCELA、メッシュWi-Fi新製品 屋内向けは6GHzバックホールで干渉低減

PicoCELAは2025年7月1日、同社のメッシュWi-Fiアクセスポイント「PCWL」シリーズの新モデルとして、屋内向けの「PCWL-0501」と屋外向けの「PCWL-0511」を発表した。

PicoCELAのメッシュWi-Fiアクセスポイント「PCWL」シリーズの新モデル。屋内向けの「PCWL-0501」(左)、屋外向けの「PCWL-0511」

PCWLシリーズは独自の無線バックホール技術により、複雑な環境や広範囲でもLANケーブルを敷設することなく高速で安定したWi-Fiネットワークを構築することが特徴の製品。両モデルとも設置現場の多様なニーズに応えるために、筐体の小型・軽量化を図りながら性能を高めたという。

屋内向けのPCWL-0501は、新たに6GHz帯によるバックホール通信に対応。既存の2.4GHz/5GHz帯と干渉しにくい周波数帯を利用することで、より安定したネットワーク構築が可能となる。筐体サイズ・重量は従来機「PCWL-0500」と比べ約20〜25%削減されており、設置作業の負担も軽減。さらにシールドキャップの強化によりノイズ干渉を低減し、スループットは約20%向上したという。

屋外向けのPCWL-0511は、IP67の防塵・防水性能を維持したまま、従来モデル比で大幅な小型・軽量化を実現。シールドキャップの改良とアンテナ配置の最適化により、スループットが約30%向上したとしている。

両製品には、クラウド型ネットワーク管理サービス「PicoManager」の1年間分のベースプランが標準バンドルされ、遠隔からの機器管理や状態診断が可能。デモ機の提供は7月1日より、製品出荷は9月1日から順次開始される予定で、状況により先行出荷にも対応する。

 

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