アライドテレシスは2025年4月30日、中小規模拠点向けの1G対応SD-WANルーター「AT-ARX200S-GT」の受注を開始した。
同機は、リモートワークやクラウド活用が進展するなか、限られたリソースで効率的かつ安全なネットワーク運用を実現したい中小企業や地方拠点を対象とした製品。1Gbps対応のWAN/LANポートを装備し、本社と支社・工場間を結ぶエッジルーターや拠点間ルーターとして運用できるという。
特徴の1つが、高度なセキュリティ機能だ。ゾーンベースのステートフル・パケット・インスペクション型ファイアウォールに加え、IPS(侵入防止システム)、URLフィルター、特定の国から/国へのアクセスを制御するGeoIP制御といった高度なセキュリティ機能を搭載。不正アクセスや外部からの攻撃を事前に検出・防御する。
また、200種類以上のアプリケーションを識別可能なDPI(アプリケーションコントロール)や、約80カテゴリーのWebアクセス制限が行えるWebコントロール機能を備え、業務効率の向上にも貢献するとしている。
直感的に操作できるWebベースの管理機能も特徴。同社の「Vista Manager mini」による統合管理が可能で、自動生成されるネットワークマップを通じて、有線・無線を問わずネットワーク構成の可視化と効率的な運用を支援する。無線LANアクセスポイントも10台まで追加ライセンス不要で一括管理できる。
SD-WANルーターとして、ファイアウォールは最大60万セッション、IPsecは500対地に対応する処理能力を有する。外形サイズは210×220×42.5mm、重量は1.4キロ。動作温度は0~50℃。5年間の製品保証を提供する。標準価格は8万9000円(税別)。