「高速化とコストパフォーマンスを両立したマネージドVPNサービス」――。NTT西日本は2025年8月1日、新たなVPNサービス「フレッツ・VPN アドバンス」を発表。その特徴について、NTT西日本 ビジネス営業本部 光ビジネス営業部 コミュニケーション基盤部門サービスデザイン担当の岩見統仁氏はこう説明した。
NTT西日本 ビジネス営業本部 光ビジネス営業部
コミュニケーション基盤部門 サービスデザイン担当 岩見統仁氏
フレッツ・VPN アドバンスは、最大概ね10Gbpsのインターネット接続サービス「フレッツ 光クロス」をアクセス回線として利用できるVPNサービスだ。9月より提供開始予定の「フレッツ 光クロス Biz」にも対応し、その場合は10Mbpsの帯域確保、99.99%の故障復旧SLA付きで利用できる。
フレッツ・VPN アドバンスの概要
NTT西日本はこれまでも光クロスを足回り回線に使えるサービスを提供していた。しかし、例えば「Managed SD-WAN」についてはハイエンドタイプのみの対応で、その月額料金は7万9200円(税込、以下同)と、光クロスをアクセス回線に用いるハードルは低くなかった。
それが今回発表したフレッツ・VPN アドバンスは標準で光クロスに対応し、月額料金はスタンダードプランで7150円と、コストパフォーマンスにも優れる。
NTT西日本のVPNサービスの機能比較
「お客様環境が高速化していくなか、VPNサービスとして対応できていないところがあった。光クロスの方に移っていただくことが会社としても重要」。岩見氏は、フレッツ・VPN アドバンスの投入により、AIやクラウド普及で拡大する企業の高速化ニーズに応え、法人回線の光クロスシフトを加速させていきたい考えを示した。