NTT西「QUINTBRIDGE」が3周年 最大500万円の出資確約の新プログラム開始

NTT西日本のオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE」が開業3周年を迎え、共創を加速させるため新たな取り組みを開始する。最短2カ月の選考で最大500万円の出資を行うプログラム「Spark Edge For Next Challengers」と、QUINTBRIDGEをハブにして京橋・森之宮エリア全体のイノベーション拠点化を目指す「ローカル・イノベーションディストリクト構想」だ。

NTT西日本は2025年4月21日、同社が運営する大阪・京橋のオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)」の開業3周年を記念し、成果報告会を開催した。

同施設は2022年3月に開業。ウェルビーイングを実現する社会の実現を目指し、スタートアップ、大学、自治体、企業、市民など多様なプレーヤーが事業共創を行う場として設立された。

NTT西日本 代表取締役社長 社長執行役員の北村亮太氏

NTT西日本 代表取締役社長 社長執行役員の北村亮太氏

共創実績は累計115件 年々着実に増加

報告会ではNTT西日本 代表取締役社長 社長執行役員の北村亮太氏が、これまでの実績を紹介した。個人会員は約2万5000人、法人会員は1895組織に達しているが、北村氏が特に強調した点の1つは、前年度に開催されたイベント・プログラム453回のうち、約7割が会員による持ち込み企画であることだ。「QUINTBRIDGEが運営者(NTT西日本)主導の場ではなく、共創フィールドとして機能していることの現れだ」

QUINTBRIDGEの共創活動の実績

QUINTBRIDGEの共創活動の実績

また、会社化・サービス化やPoC実施、あるいは出資・融資成立といった具体的なアクションに至った共創実績は累計115件にのぼり、1年目12件、2年目38件、3年目65件と着実に増加した。このうち、NTT西日本グループは30件の共創に関与したという。

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