NTTソノリティとBONXは2025年2月12日、両社が共同開発したマイク型デバイス「BONX Stick(ボンクススティック)」を同日発売したことを発表した。
BONX Stickは、Bluetoothでスマートフォンと接続するマイク型デバイス。NTTの特許技術である「Magic Focus Voice」を搭載し、周囲の騒音を除去して発話者の声のみ拾い、相手にクリアに届けられることを特徴とする。また、口元モード、胸元モード、広域集音モードの3つのマイクモードを搭載。口元モードと胸元モードはBONXのコミュニケーションアプリ「BONX WORK」での利用を、広域集音モードはシステム連携などでの使用を想定しているという。
もう1つの特徴に、ユーザーが自由に機能を割り当てられる多機能ボタン「BONX Trigger」がある。通常のコミュニケーション以外にも、電話の応答やリアクションの送信など、外部システムの機能も割り当てることができるという。AIアシスタントの起動に用いることも可能ということだ。
サイズは縦約60mm×横約26mm×厚み約25mm(クリップ含む)、重さは約29グラム。価格は3万円(税別)。
さらに両社は2月13日、BONX StickとLINE WORKSのトランシーバーアプリ「LINE WORKSラジャー」の連携に向けた実装を開始したことを発表した。
LINE WORKSラジャーは、音声AIを活用し、スマートフォン上でトランシーバーのような音声コミュニケーションを提供するアプリ。2月18日に販売を予定する。音声だけでなく、ビジネスチャット「LINE WORKS」と連携し文字によるコミュニケーションも選択できる。
BONX Stickによる現場DXの一層の加速が、LINE WORKSラジャーとの連携の目的という。連携機能の提供は近日中を予定する。