KCCS、再エネ100％で運営するAIデータセンターを開所

BUSINESS NETWORK編集部

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京セラコミュニケーションシステム（KCCS）は2024年10月1日、再生可能エネルギー100％で運営する「ゼロエミッション・データセンター 石狩（ZED石狩）」を同日より開所すると発表した。

ゼロエミッション・データセンター 石狩の外観

ゼロエミッション・データセンター 石狩の外観

ZED石狩では、石狩湾新港洋上風力発電所の電力と、データセンターの近隣に新設した太陽光発電所の電力を組み合わせて利用する。これにより、国内のデータセンターで初となる常時再エネ100％（24/7カーボンフリーエネルギー）を実現するという。

ゼロエミッション・データセンター 石狩の電源構成

ゼロエミッション・データセンター 石狩の電源構成

また、年間を通して冷涼な外気が確保できる石狩市の気候を活かした間接外気冷房空調方式の採用や、サーバー室の排熱を床下空調やロードヒーティングに利用し、建物内でエネルギーを循環させる仕組みを構築した。

施設の拡張や水冷方式でのサーバー冷却についても計画しており、消費電力の高いGPUサーバーにも対応可能なAIデータセンターになっているという。

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