NVIDIAは、AIの活用拡大や、GPU、ネットワーク、ソフトウェアなどNVIDIA製品の普及に功績のあったパートナーに贈る「NVIDIA Partner Network Award 2024」の受賞企業を発表した。
発表は3月19日に米国サンノゼで開催されたカンファレンス「GTC 2024」で行われた。対象となる企業は、NVIDIAが展開するパートナープログラム「NVIDIA Partner Network (以下NPN)」に加入する企業で、日本国内では約80社となる。
今回は3回目の発表となり、日本企業は4つのカテゴリーで5社にアワードが贈られた。
今年最高となる「Best NPN of the Year」 を受賞したのは伊藤忠テクノソリューションズ。生成AI関連の大型案件に対し、NVIDIA DGX、NVIDIA ネットワーク製品、ソフトウェア製品をベースにしたNVIDIA リファレンス アーキテクチャからなる生成AIの開発基盤を提案し、受注を勝ち取ったことが評価された。
受賞を喜ぶ伊藤忠テクノソリューションズの担当者(左から2人目)。最も左はエヌビディア パートナー事業部 事業部長の岩永秀紀氏
最も優れたディストリビューターに対して授与される「Best Distributor of the Year」は、国内販売代理店で2023年度最大の販売実績を残したマクニカが受賞した。同社は専任の営業担当者と技術者を有し、またNVIDIAのソフトウェアの検証プログラム「AI TRY NOW PRGRAM」を提供するなどし、NVIDIAプラットフォームの拡大に貢献したという。
マクニカ 代表取締役副社長の三好哲暢氏(左から2人目)
傑出したマーケティング活動に対して授与される「Marketing Award」を受賞したのはNTTPCコミュニケーションズだ。同社はAIコラボレーションプログラム「Innovation Lab」を通じ、AIスタートアップや産業パートナー、自治体・学術研究、そして NVIDIA を含むハードウェアベンダーとのパートナーシップの構築を推進した実績が評価されての受賞となった。
NTTPCコミュニケーションズ 代表取締役社長の工藤潤一氏(左から2人目)
貢献の大きかった再販パートナーに贈られる優秀賞である「Solution Provider Award」 は、GDEPとHPCシステムズの2社が受賞した。