NTT Com、交通費・経費精算のDXサービスに「通勤費/交通費」判別機能を提供開始

NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は2021年2月24日、「Smart Go」および「SmartGo Staple」において、モバイルSuicaを利用した費用の履歴について、通勤にかかった費用とそれ以外の交通費とを判別する機能の提供を順次開始すると発表した。

今回追加される機能のイメージ

「Smart Go」は、会社用のモバイルSuicaを使用し、利用履歴を自動で取得することで、電車に乗るだけで従業員の交通費精算が完了するサービス。従業員の交通費立て替えをなくし、申請業務を不要にすることができる。また、「SmartGo Staple」は交通費精算の自動化に加え、経費精算の自動化も実現するサービス。クレジットカード対応の店舗で支払いができる法人用プリペイドカードを利用することで、経費データを経理システムなどに自動で取り込むことが可能だ。

今回の機能追加により、「Smart Go」および「SmartGo Staple」と連携したモバイルSuicaの利用履歴に、「通勤費」「交通費」の費目が自動で表示されるようになる。従業員が事前に登録した通勤経路情報と照合し、通勤経路に一致した場合は「通勤費」、一致しない場合は「交通費」のフラグを自動で付与する。利用履歴は経理システムなどに取り込まれる前に確認することができ、手動での修正や事由の入力も可能。これにより、定期代の支給を廃止しても、通勤費を出勤の都度精算する必要がなく、精算業務を効率的に行うことができる。

コロナ禍でリモートワークの普及が進むなか、企業では定期代の支給を廃止し、通勤費の実費精算に切り替える動きが見られる。しかし定期代の支給を廃止すると、出社するたびに通勤費の精算が必要となり、従業員の負担が増えてしまう。また企業にとっても、交通費の履歴の中から、通勤費とそれ以外の交通費とを正しく判別して計上する必要があるため、仕訳の負担が増えることになる。そこでNTT Comは、機能を追加したという。

「Smart Go」は2月24日、「SmartGo Staple」については年3月8日より提供を開始する。自動で機能が追加されるので、利用にあたり、申し込みや追加の料金は不要。

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