池袋サンシャインシティで開催されているビジネスコミュニケーション東京2010(BCT2010)。住友商事マシネックスのブースでは、マイクロソフトのユニファイドコミュニケーション製品「Microsoft Office Communications Server 2007(OCS 2007)」に既存の電話システムを統合するためのソリューションが展示されている。
その名は「Smart SIP」。シスコ、ポリコムその他のSIP電話機、さらにアナログ電話機をOCS 2007に直接接続。「OCSの電話機」として使えて、さらにデスクトップクライアントのOffice Communicator上でプレゼンスも表示できるという優れものだ。
シスコ、ポリコム製のSIP電話機のほか、アナログ電話機、FOMAデュアル端末もマイクロソフトOCSに統合できる |
Smart SIPは、マイクロソフト公認ゲートウェイ「VX2000」を提供するNET社の開発によるもの。このソリューションにより、たとえばシスコの電話システムのユーザーがマイクロソフトUC環境に移行しようとする場合、既存の電話機をそのまま新環境でも使えるため、よりコストを抑えたマイグレーションが可能になる。NET社は、まもなくマイクロソフトから発表されるOCSの後継製品「Microsoft Lync」への対応をにらみ、新ゲートウェイ「UX2000」(下写真)も用意している。
NET社の新製品「UX2000」。Microsoft Lyncの発売と同時期に市場投入される予定 |
なお、Smart SIPは現在、シスコ、ポリコム等の電話機に対応。今後、ユーザーの要望に応じて、他ベンダーの電話機にも対応していく予定という。